会員のみなさまへ

Pneumocystis jiroveciiの日本語表記に関するパブリックコメントの募集
 


パブリックコメントの募集は終了致しました。
ご応募ありがとうございました。




募集要項


各位

 ニューモシスチス肺炎は日和見感染症として極めて重要な真菌症です。しかし、ヒトにおける本症の起因菌であるPneumocystis jiroveciiについては未だに日本語表記が定まっていないために臨床的あるいは教育的に混乱を来しております。そのため、我が国の医真菌学領域を代表する本学会において本菌に対する日本語表記を決定することを、日本細菌学会および日本医学会から求められました。
 そこで、日本医真菌学会用語委員会および本件に関する小委員会において検討の結果、下記の内容にて会員各位にパブリックコメントを募集することと致しました。
忌憚のない御意見を賜れば幸いに存じます。
尚、本パブリックコメント募集期間は、本年度総会終了後2週間(本日より2007年11月24日まで)と致します。また、小委員会における見解の詳細は、ここよりダウンロードできます。

2007年11月8日

日本医真菌学会用語委員会
大野尚仁(委員長)
医真菌関連起因菌の分類と学名に関する小委員会
鈴木基文(委員長)、望月隆、杉田隆、矢口貴志、槇村浩一


ヒトにおけるニューモシスチス肺炎起因菌の学名はPneumocystis jiroveciiとし、その日本語表記は、

1)「ニューモシスチス・イロヴェツィイ」、
2)「ニューモシスチス・イロヴェツエイ」あるいは
3)「ニューモシスチス・イロヴェツィー」

等と表すことが可能であるが、より平易には、

4)「ニューモシスチス・イロベツィイ」
5)「ニューモシスチス・イロベチイ」
6)「ニューモシスチス・イロベチー」

と表すことも可能である。
従って、本菌の日本語(カタカナ)表記は上記の何れかであることが好ましいものと結論した。そこで、以上の表記案を医真菌学会会員に公示し、これら表記の妥当性、あるいは他の表記法候補等につき、広く意見を求めるものとした。

以上